NINA RICCI創業者 マリア・ニエリ(Maria Nielli)
参考文献
ニナリッチ公式サイト
1883年に、フランスとの国境からほど近いイタリアのトリノにて
マリア・ニエリ(Maria Nielli)として誕生。
そんなマリアは幼少期に両親と共に隣国フランスのパリに移住したのち、
10代前半の頃から服飾系の仕事をしはじめ、若い頃からキャリアを重ねていく。
また、現地にて
- 自身のニックネーム
- 夫であるルイ・リッチの苗字
を掛け合わせて自身の名を"Nina Ricci"と名乗り始める。
そして、1932年に息子のロベール(ロベルト)・リッチをサポートを受けて
パリでNINA RICCIというオートクチュールメゾンを開設し、
40代後半から本格的なデザイナー活動をスタート。
その後、20年以上に渡ってパリモード界で
トップクチュリエとして活動してきたが、
同世代のココ・シャネルが現役復帰をした年である
1954年にアシスタントのジュール・フランソワ・クラエに
自身が手掛けてきた仕事の一部を託す。
(その後、クラエは1950年代後半から全権を託されるようになった)
1964年にはジェラール・パピール(1933年生まれ)が
ジュール・フランソワ・クラエの後継者に。
創業者であるニナ・リッチ(出生名=マリア・ニエリ)は
1970年に87歳で亡くなったが、
3代目のパピールは創業者死後も1990年代まで長きに渡ってメゾンを統率し、
プレタポルテ事業にも進出し、ニナリッチ氏が創設したブランドをパリのトップブランドへと育て上げた。
その後、パリコレのオートクチュール部門から撤退して
プレタポルテ専業系ブランドになったが、オリヴィエ・ティスケンスなど
世界中のトップデザイナーによってメゾンは継承され、
NINA RICCIという老舗ブランドはパリのトップブランドの座に君臨し続けている。
そんなNINA RICCI(Maria Nielli)はイタリア系女性の中で、
エルザ・スキャパレリなどと並んで最も成功したデザイナーとして扱われている。
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